今回紹介する「玉陵(たまうどぅん)」は、首里城から少し歩いたところにある、首里城公園と並ぶユネスコ世界遺産です。琉球王国の黄金時代と呼ばれる1500年頃に、故人の骨を納めるため大きな石造りの墓を建てる沖縄の伝統に倣って建てられました。沖縄の墓は同様に石造りの大きなものが多く見られますが、この古墳は特に、歴代の琉球王とその家族の骨が納められていることから貴重なものと考えられています。
沖縄の歴史に興味があり時間に余裕があるなら、首里に行く機会に歩いて見に行く価値はあるでしょう。玉陵は3つの独立した墓からなり、王や王妃、その他の家族の骨が別々の部屋に収められています。墓には龍や獅子などの中国の神話に登場する動物が描かれており、小さなお子さんと一緒ならそれらを探しながら歩くのも楽しみのひとつです。
玉陵の入場料は大人300円で、玉陵に加え、沖縄戦前や修復中の写真が展示された小さな博物館への入館がセットになっています。駐車場は首里城周辺にしかありませんが、玉陵を見に行く方はきっと先に首里城公園へ行っていると思いますので問題ないかと思います。スタッフの皆様もとても親切で、首里の歴史的エリアを散策する際に、また訪れたい興味深い場所になりました。
https://goo.gl/maps/kAn7or5VYTbM2S6j6
〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1丁目3
098-885-2861
https://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/bunkazai/tamaudun.html
年中無休 午前9時~午後6時(入場締切 午後5時30分)
観覧料金 大人300円(現金のみ)
首里城公園周辺に有料駐車場あり