今回ご紹介する首里金城町石畳道は、首里城公園から歩いてすぐのところにある沖縄の個性と魅力に溢れたスポット。可愛らしい南国の花々、バナナの木、焼き物のシーサーたち、伝統的な赤瓦の古民家、日なたで伸びをする猫たちが迎えてくれ、沖縄県民から見ても写真映えする景色ばかりです。
道沿いに表示されている情報によると、この石畳の建設は琉球王国 尚真王(しょうしんおう)の時代である1500年代初頭から始まりました。当初は10キロほどの長さだったそうですが、戦争で大部分が破壊され、残念ながら現存するのは首里に残る238メートルのみだとのこと。500年の時が経ち、たくさんの人がその上を歩いてきたため表面はでこぼこしていてスニーカーが必須ですが、昔の人の足跡の上を歩く体験は素晴らしいものです。また、道は急な坂道なので、もしあなたの横をオバアが涼しい顔をして歩いていっても、悪いことはいいません、特に暑い日は無理せず休んでください。道を半分ほど進んだところに誰でも入れる伝統的な沖縄古民家があり、歩き疲れた人が息を整えるよい休憩所になっています。
首里金城町石畳道は、古き良き沖縄を覗き見ることができ、歴史も学べるスポットです。首里城公園や識名園、玉陵(たまうどぅん)、だるま寺など、首里にある観光スポットを訪れるならそのスケジュールに組み込んで是非訪れてみてください。
https://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/kankou/rekisi.html
24時間アクセス可能、入場料なし
首里城公園周辺に有料駐車場あり