首里城裏の賑やかな通りの間に隠れるように存在する達磨寺は、沖縄県内にある伝統的な仏教寺の中でも紹介するのにいちばんいい例だと言えるでしょう。この場所は、日本の多くの仏教寺院と同じように神社と一緒に建てられています。ちょっと話が脱線しますが、日本の二大宗教は仏教と神道であり、仏教は中国から伝来し寺院でブッダを崇拝するのに対し、神道は日本固有のもので神社で自然を崇拝すると言われています。この2つの宗教にはさまざまな共通点があり、日本では多くの人が両方を信仰しているため、寺院と神社が一緒に建てられることがよくあるのです。那覇の達磨寺には、香炉、印象的な仏像、絵馬など、日本のお寺と言えば、という定番のものもあったり、神社には、赤い鳥居が印象的な通路がありその先にある祭壇へと続いています。寺院と神社の敷地内至る所に名称の由来となっている色とりどりのだるまがあり、寺院本堂の中にある売店で購入することもできます。また、人懐っこい猫が日なたで昼寝しているところに出会うこともあり、私の息子はいつもそれを楽しみに訪れているようです。

達磨寺はにぎやかで騒がしい時もありますが、雰囲気は基本的に穏やかです。地元の人たちもいつもあたたかく歓迎してくれ、お香をたいて煙に包まれているのも心地よく、本当に静かで落ち着く時間を過ごすことができました。店内には、だるまやお守り、絵馬、稲荷の狐の像などがあり、それぞれに意味があるのでそれに基づいて購入することもできますし、単純に見た目が好きなものを選ぶのもよいでしょう。敷地のどこを見ても細かな工夫がなされ、場所の雰囲気や感じは日本の伝統的な雰囲気も感じられます。那覇での一人旅や家族でのお出かけに、いつもと違う素晴らしい時間を与えてくれると思います。

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〒903-0813 沖縄県那覇市首里赤田町1-5-1

098-884-1077

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拝観時間 午前7時~午後6時 入場無料

無料駐車場あり(約10台)