浜比嘉島
なんでも大きいものが良いとは限りません。浜比嘉島は小さな島ですが、多くの見どころを抱えています。浜比嘉島はうるま市にあり北谷からのアクセスは車で40分程度、県道85号線を比屋根向けに走り、平安座島を通って行くことができます。道中の景色も素晴らしく、平安座島から浜比嘉島に渡る橋はその中でもいちばんのスポットです。

聖地
橋を渡り終え左に曲がると、左手に小さな桟橋、右側に住宅が見え、その先に灰色の岩と、シルミチュー霊場や洞窟を指す看板があります。浜比嘉島に行ったらここは必ず訪れてください。桟橋の先に駐車場もあります。小さなシルミチュービーチの先には霊場への階段が。ここは神聖な場所とされ、琉球最初の神であるシルミチューとアマミチューが住んだ場所と言われています。洞窟は格子で囲まれており、一般の立ち入りは禁止されていますが外から見ることができ、ベンチに座って休んだり、これまでの自分を振り返ったり、祈りを捧げたりすることができます。洞窟には子宝や安産にご利益があると言われる霊石があり、女性やカップルが多く訪れ子宝祈願をした後、お供えとして貝殻やサンゴを置いて帰る姿がよく見られます。帰り道には、気さくなオーナーが営む小さなお店で着物体験とかき氷を楽しむことも。アマミチューは、先にもご紹介した通り琉球最初の神のひとりとされていますが、また沖縄を造った神であるとの言い伝えがあり、その墓が浜比嘉島にあります。橋を渡ってすぐ左にある桟橋に駐車し2分ほど歩くと、大きな岩へと続く道が見えてきます。そこから階段を上がったところにアマミチューが眠っているとされているのです。何度も言いますがここは神聖な場所とされていますので、祈りを捧げている人を見たらそっとしておいてあげましょう。ここにはまた、シルミチューも眠っていると言われています。

どこからでもビーチが近い!
アマミチューの墓から車に戻り右折し島の反対側へ行ってみると、また別の桟橋があります。近くの家には漁網やブイが吊るされ、風情のある情景を楽しむことができます。その道の行止りまで走るとトイレなどの施設を備えた大きな駐車場があり、比較的大きなビーチが右側に見えるでしょう。そこからは、平安座島と浜比嘉島をつなぐ橋を眺めることもできます。

新鮮な食材とオーシャンビューを楽しむ
お腹が空いたら、ランチはサントリーニカフェがお勧め。アマミチューの墓から右方向に車で少し走ったところにあり、2階からは素晴らしいオーシャンビューが!家族経営と見られるこのカフェは清潔で、とても居心地の良い空間。ランチセットは2種類ありますが、私は浜比嘉ランチをオーダーしました。浜比嘉ランチは、ミネストローネかパンプキンスープ、メインはチキン、ポーク(プラス250円)か鯛(プラス350円)からチョイス、ライスかパン、そしてコーヒーか紅茶(ホットかアイス)がついてきます。全て新鮮で味わい深く、パンプキンスープは私がこれまで食べた中で最高の一品でした!食後には小さなケーキがついてくる嬉しいサービスも。私はジンジャーケーキでしたが、とても美味しかったです。これだけついてたった1,500円、驚きのプライスです。こちらはドリンクメニューも豊富で、シェイクやスムージー、フルーツジュース、アルコール飲料も多く取り揃えています。

霊場や洞窟、お墓などのパワースポットを見て回ったり、ビーチでのんびり過ごしたりしているといつの間にか1日が過ぎていることでしょう。浜比嘉島の歴史に触れてみては。